足早に首相官邸に入る中谷元(なかたに・げん)防衛相(中央)=2016年1月6日午前(共同)【拡大】
しかし北朝鮮の女性音楽グループ「牡丹峰(モランボン)楽団」の北京公演が12月中旬に突然、中断され雲行きが再び怪しくなった。それでも中国側は今月、宋濤・党中央対外連絡部長の訪朝を検討するなど、修復に意欲的だった。
当面、国際社会と歩調を合わせる形で一定範囲内での経済制裁を実施するとみられ、いつまで継続するかが注目される。これまで北朝鮮が核実験を行った際、中国は一時的に原油輸出を停止し、軍需品やぜいたく品の輸出を制限するといった経済制裁を行ったが、長続きしなかった。中国では軍や保守派を中心に親北朝鮮勢力が影響力を発揮したという。
北京の朝鮮問題専門家は「北朝鮮は経済制裁でいうことを聞く国ではないし、中国と手を切ってロシアなどと接近するようなことになれば、中国の重要な外交カードを失うことになる。中国は北朝鮮に対し、“打つ手がない”のが実態だ」と話している。(北京 矢板明夫/SANKEI EXPRESS)