ジュンサイの特徴は全体を包み込むゼリー状の「ぬめり」。ぷるんとした食感と、独特の歯応え、低カロリーでヘルシーな自然食品としても認知されています。秋田の郷土料理として親しまれるとともに、日本料理で珍重される高級食材として全国に出荷されているジュンサイですが、食用とされる幼葉と茎以外の部分には商品価値が認められず、これまで放置・廃棄されていました。そこに目を付けた県が、産学官連携プロジェクトを起動し、食用に適さなかった茎や葉に素材としての「機能性」を見いだすことに成功。ジュンサイのぬめりの部分には多糖体が、葉から抽出したエキスには緑茶に匹敵するポリフェノールが含まれ、高い抗酸化活性も確認されたというのです。そして、発見された新規成分は「ジュンサイノサイド」と命名され、2012年に東京のビッグサイトで行われた「化粧品開発展」で発表されました。この素材の発見が、秋田をアピールする新しい化粧品の誕生につながったのです。