イシス編集学校はインターネットで編集術を学ぶ学校だ。自動配信されるコンテンツを学ぶのではなく、ネットに浮かんでいる教室に登録して入り、そこに待っている師範代が出すお題に従って、縦横無尽の編集術のスキルを身につける。教室は10名前後ずつで、毎期20教室くらいが同時進行する。これが「守」というコースになる。
約4カ月で「守」を終了すると、次の「破」に進める。ここで師範代も教室も新しくなって、文章術や企画術や物語編集術をたっぷり学ぶ。これだけではない。各コースには学匠や番匠や師範たちもいて、さまざまなラウンジが開設されているので、ここで多様多彩なコミュニケーションができる。オフ会もリアル卒業式もある。さらに一番ユニークなのは、「守・破」を了えるとISIS花伝所に入って、自分も師範代になれるということだ。
この学校はぼくがずっとやってみたかったこと、すなわち「編集的な世界観によって世の中と自分と仕事を見る」ということを、さまざまなスキルをまたいで身につくようにしたもので、そのためにはぼくも全力投球して、かなり大胆な仕組みを編み出すことになった。ただし、「守」「破」では実践的な編集手法を提供したぶん、世界観については自由なままでいてもらったので、ぼくがこれだと思う世界観については、「離」というコースをさらに用意した。こうしてイシス編集学校の「守・破・離」が揃ったのだった。