サイトマップ RSS

星の王子さまは「何」と仲よくしたかったのか サン=テグジュペリが文明に遺したとても大事な謎 松岡正剛 (1/5ページ)

2015.10.29 16:00

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 【BOOKWARE】

 王子が星にいたとき、一本の薔薇が咲いた。その星では薔薇はめずらしかったので、とても美しかった。それなのに薔薇はつれない素振りだった。七番目の星の地球に来てみたら、薔薇はそのへんの庭にいっぱい咲いている。五千本の薔薇が咲いている庭もあった。王子はちょっとがっかりしたけれど、たくさんの薔薇がやがて枯れるのだということも知った。

 キツネが声をかけてくれた。ぜひとも遊びたいと思ったら、「あんたとは仲よくないんだから遊べないんだ」と言う。王子はびっくりした。キツネは慣らされていないから遊べないらしい。「だって、あんたとはなついてないだろう」。いったい「なつく」ってどういうことなのか。人間は何を大事にしたいと思っているのか。王子はいろいろのことを考えるようになった。

 『星の王子さま』はかんたんな童話ではない。中学生の頃に読んだときは、「ゾウを呑みこんだウワバミの絵」(下図)が変てこで、全体も「変てこって何か」ということだけが書いてあると思ったほどだった。

たった一夜の物語『夜間飛行』

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ