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ともに生きる「心の恋人」への愛情 「サラリーマンコレクターの知られざる名品 わの会」展 (2/4ページ)

2016.1.11 13:30

瑛九「遊園地」1957年(中村儀介さん所有、提供写真)

瑛九「遊園地」1957年(中村儀介さん所有、提供写真)【拡大】

  • 井上長三郎「浜辺」1932~40年ごろ(堀良慶さん所有、提供写真)
  • 島崎蓊助「白牡丹」1947年(佐々木征さん所有、提供写真)

 今回、平塚市美術館で展示することになったきっかけは、日ごろから平塚市美術館に足しげく通っていた市内の会員で医師、平園賢一さん(53)が、3年ほど前から、美術館に開催を持ちかけ、準備してきたことが大きい。

 平園さんは、自分のクリニック内に美術品を展示し、美術雑誌「小さな蕾(つぼみ)」にコラムを執筆するほどの熱心なコレクター。今回の開催については「もっと多くの人々に自分たちのコレクションを見てもらいたいと思い、その突破口を開きたかった。コレクションはどれも会員たちの『心の恋人』で、資産として見ていないんです」と話す。

 展示品の中からいくつか紹介したい。まず島崎蓊助(おうすけ、1908~92年)の「白牡丹(しろぼたん)」。この名前を見てピンとくる読者は、相当な絵描き通か、文学通だろう。恥ずかしながら筆者は知らなかった。蓊助は、「夜明け前」や「破戒」で知られる藤村の三男だという。プロレタリア美術同盟に参加、新聞の挿絵や本の装丁も手がけたが、今、知る人は少ない。

 今回は、「怪談」などで有名な作家、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の三男、清(1900~62年)の絵「裸婦」も展示されている。

真贋より美術の普及

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