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ともに生きる「心の恋人」への愛情 「サラリーマンコレクターの知られざる名品 わの会」展 (3/4ページ)

2016.1.11 13:30

瑛九「遊園地」1957年(中村儀介さん所有、提供写真)

瑛九「遊園地」1957年(中村儀介さん所有、提供写真)【拡大】

  • 井上長三郎「浜辺」1932~40年ごろ(堀良慶さん所有、提供写真)
  • 島崎蓊助「白牡丹」1947年(佐々木征さん所有、提供写真)

 井上長三郎の「浜辺」は味のある作品だ。井上といえば、シュールレアリスムやフォービスムの影響を受け、戦中には「新人画会」を結成して、体制批判とも思える風刺的な作品を描いた。しかし、「浜辺」では、そうした画風は影をひそめ、ゆったりとした風景が描かれ、時間も緩やかに流れているように見える。

 瑛九「遊園地」は、見るだけで心がウキウキしてくる。瑛九は独特な抽象画を描いて、根強いファンが多い。今回は全部で3点が展示されている。このほか、竹久夢二、松本竣介、斎藤与里、林武、国吉康雄、中村正義、山下菊二ら著名画家の作品も並ぶ。

 真贋より美術の普及

 気になるのは作品の真贋(しんがん)だが、平塚市美術館は「わの会を信用した」(安部沙耶香学芸員)。会の堀良慶事務局長によれば、会の目的は「美術の普及」で「投機」ではなく、「放談会」でも真贋や値段を取り沙汰することはないという。

ガイド:「サラリーマンコレクターの知られざる名品 わの会」展

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