「トスカ」に初挑戦するソプラノ歌手、佐藤康子さん(提供写真)。(c)Yoshinobu_Fukaya【拡大】
奨学金を得てイタリアに留学。スポレート実験歌劇場の研修所で教わった名ソプラノ、ライナ・カバイバンスカに師事するため、続けてモデナ音楽院に通った。
「幸運にも先生とレパートリーがかぶるんです。最初、イタリア人の歌うイタリア語と、私のイタリア語が何でこんなに違うのか分かりませんでした。彼らは機械的に歌わずしゃべるように歌います。イタリア語の自然な流れができませんでした」
ヨーロッパで活動が続けられる日本人歌手はそう多くない。佐藤はその中の一人。昨年6~10月には、名門フィレンツェ歌劇場で「蝶々夫人」のタイトルロールを歌った。
「トスカ」の舞台は1800年のローマ。恐怖政治が行われ、警視総監、スカルピアは共和主義者を次々と逮捕していった。画家、カバラドッシは脱獄してきたアンジェロッティを隠れ家にかくまう。カバラドッシの恋人、トスカは、スカルピアの策略にかかり、隠れ家を教えてしまう。