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エキサイティングで高揚した状況作りたい 作曲家 一柳慧さんインタビュー (1/4ページ)

2015.12.9 13:30

「音楽界ににぎわいをもたらし、社会貢献となる音楽賞としたい」と語る、作曲家の一柳慧(いちやなぎ・としさん)さん(岡部好さん撮影、提供写真)

「音楽界ににぎわいをもたらし、社会貢献となる音楽賞としたい」と語る、作曲家の一柳慧(いちやなぎ・としさん)さん(岡部好さん撮影、提供写真)【拡大】

  • 山下洋輔さん(手前)とピアノ協奏曲第4番「JAZZ」の初演打ち合わせをする一柳慧(いちやなぎ・とし)さん(青柳聡さん、提供写真)

 オペラの「モモ」や「愛の白夜」、9曲の交響曲などで知られる日本の現代音楽作曲家の重鎮、一柳慧(いちやなぎ・とし、82)が「一柳慧 コンテンポラリー賞」を創設した。賞は、芸術音楽の充実と活性化、音楽を通した豊かな社会の創造を目的とするという。「ちっぽけな賞ですが、私が若い頃に経験したエキサイティングで高揚した状況を作ることに結びつけられたら」と一柳は話した。

 苦闘している人に日を

 賞の対象は、作曲家、パフォーマー、指揮者、評論家などを含めた音楽家。年齢制限はなく、外国人も日本在住ならば応募できる。

 「今の日本の音楽界には、優れた活動をしている人は少なからずいます。特に技術面が向上していること自体は喜ばしいことです。しかし、われわれの時代の充実した活動と比べて、音楽会はたくさん行われているが、どこへ向かおうとしているのか見えにくい状況になっています。ポストモダンといわれる今は、何でも許される時代です。そんな中、音楽の社会性、音楽と時代の関わり、社会との絆が弱まってきていると感じます」

埋没しがちな作曲家に陽を当てたい

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