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ベッキーやSMAP報道 「どうでもよいこと」に使われた私たちの時間 (2/4ページ)

2016.1.20 05:30

バンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(かわたに・えのん)さんとのスキャンダルについての会見を終え退室するベッキーさん=2016年1月6日、東京都新宿区(山田俊介撮影)

バンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(かわたに・えのん)さんとのスキャンダルについての会見を終え退室するベッキーさん=2016年1月6日、東京都新宿区(山田俊介撮影)【拡大】

 芸能人やセレブ(著名人)につきまとい、私生活を撮影したりする人を「パパラッチ」(イタリア語で「うるさいハエ」)というが、ここイタリアだけではなく、欧米全体にもそうした取材法で成立しているメディアは少なくない。パパラッチで稼いだ金を、危険な戦争や難民問題の現場取材費に充てているフリーの記者たちもいる。

 ただ、欧米では不倫問題などが主流メディアで取り上げられることはあまりない。セレブの性的スキャンダルなどを扱うののは、芸能専門の新聞や雑誌だけで、販売方法にも配慮がなされている。パパラッチの本場イタリアでも例外ではない。

 一方で、政治や経済問題がからんでくると、ジャーナリストたちから厳しい追及を受けることになる。

 たとえば、クリントン元米国大統領は女性秘書との不倫問題で騒がれ、議会の特別検証委まで設けられたが、この問題の本質は大統領執務室で「個人的行為」を行ったことにある。イタリアでも、新聞・放送業界のドンで首相を3期にわたって務めたベルルスコーニ氏のスキャンダル報道は、政治家としての資質を問うフリー記者たちの追及から始った。ベルルスコーニ氏は未成年者買春で法的に起訴され、「愛に生きるイタリア人」では済まなかったわけだ。

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