日本の常識が通用しないところで働くスタッフたちに、私はあえて「楽しく仕事をしよう」と話している。問題が起こるのは当たり前で、起こってからが本番だ。とはいえ、心が折れることもあるだろう。そんな時、「思い悩まないこと。なんとかなる」という気持ちとともに、冗談などで笑いを誘うのは関西出身のせいかもしれない。
バングラデシュが教えてくれたことの一つに、「楽観主義」がある。彼らは、今日仕事をクビになったのに明日のことを思い悩まない。「なんとかなるさ」と大きく構えている。少なくとも私にはそう見えた。そして実際、なんとかなっていた。大切なのは、結果はどうであれ、今はこれをすべきだと思うことを信じて実行することだ。
世の中の変化が早く、私たちの支援もその時代や状況に合ったものが望まれる今日、従来の考えや方法にとらわれず、「今何をすべきか」を考え、思いついたら即行動に移したい。この先、どんな新しいことが待っていて、いったい何ができるのか、部員のみんなとドキドキ、わくわくしながら仕事をしていきたい。(文:ワールド・ビジョン・ジャパン 今西浩明/撮影:ワールド・ビジョン・ジャパン/SANKEI EXPRESS)