参院決算委員会で、自らの金銭授受疑惑について答弁する甘利明(あまり・あきら)経済再生担当相。事実関係について「記憶があいまい」などと答弁する場面もあった=2016年1月21日、参院第1委員会室(斎藤良雄撮影)【拡大】
甘利明(あまり・あきら)経済再生担当相(66)は21日の参院決算委員会で、週刊文春に報じられた自らの金銭授受疑惑について、「調査して説明責任を果たしたい」と述べ、第三者を交え調査する意向を表明した。その上で「託された職務を全力で全うする」と強調し、辞任を否定。ただ、具体的な事実関係について「記憶があいまい」などと答弁する場面もあり、与党内にも辞任論がくすぶっている。
安倍晋三首相(61)は決算委で、「甘利氏が速やかに説明責任を果たすと確信している」と述べ、甘利氏の対応を見守る姿勢を示した。
週刊文春の報道によると、甘利氏は千葉県内の会社関係者から2013(平成25)年11月に大臣室で、14年2月に神奈川県大和市の地元事務所で、それぞれ50万円を受け取ったとされる。甘利氏は答弁で、面会は認めたが「記憶があいまいなところがあるので、きちんと整理をして説明したい」などと述べ、現金受け取りを明確に否定しなかった。その上で、「罪に問われるような事実はないか」との質問に「一切ない」と明言。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)関連の国会審議への影響は「出ないように全力を尽くす」と強調した。