参院決算委員会で、自らの金銭授受疑惑について答弁する甘利明(あまり・あきら)経済再生担当相。事実関係について「記憶があいまい」などと答弁する場面もあった=2016年1月21日、参院第1委員会室(斎藤良雄撮影)【拡大】
≪「記憶があいまい」 歯切れの悪い答弁に終始≫
甘利明(あまり・あきら)経済再生担当相の金銭授受疑惑。21日の参院決算委員会は、現役閣僚の「政治とカネ」の問題に質問が集中した。甘利氏は建設会社関係者との面会は認めたが、金銭のやりとりについては「記憶があいまい」と説明。「きちんと調べる」「逃げるつもりはない」と、歯切れの悪い答弁に終始。眉間にしわをよせ、小声で答える姿に、TPP交渉で米政府から「タフ・ネゴシエーター」(手ごわい交渉相手)と畏怖された姿は見られなかった。
「昨晩、大変衝撃的なニュースが飛び込んできた」と切り出したのは、民主党の安井美沙子議員(50)。疑惑についての説明を求めると、甘利氏は「お騒がせをいたしております。しっかり調査をして説明責任をきちっと果たしていきたいと思う」と答えた。
記事は、2013年11月、大臣室で甘利氏が建設会社側から直接、現金50万円入りの封筒を受け取ったと指摘し、甘利氏と関係者とされる写真も掲載している。甘利氏は「その会社の社長ご一行が大臣室を表敬訪問されたのは事実だ」とした上で、「一行が来られて正確に何をされたのかということについては記憶が曖昧なところがあるから、きちんと整理をして説明をしたい」と述べるにとどめた。