サイトマップ RSS

【甘利氏辞任】「政治活動応援と思い秘書に渡す」 (1/3ページ)

2016.1.29 08:30

甘利明(あまり・あきら)経済再生相の辞任を受け、記者団の質問に答える安倍晋三(しんぞう)首相(中央)=2016年1月28日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)

甘利明(あまり・あきら)経済再生相の辞任を受け、記者団の質問に答える安倍晋三(しんぞう)首相(中央)=2016年1月28日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)【拡大】

  • 週刊文春が報道した金銭提供の流れと甘利明(まり・あきら)氏の説明=2016年1月28日現在

 甘利明(あまり・あきら)経済再生担当相は28日の記者会見で、焦点だった金銭授受を認め、自らの辞任と秘書2人の辞職によって幕引きを図った。ただ、秘書が受け取ったとされる一部の金銭については言及しておらず、完全に疑念が払拭されたとはいえない。

 疑惑の発端は21日発売の週刊文春報道。2013年11月に大臣室でようかんと一緒に50万円入りの封筒を、14年2月にも地元事務所で50万円入りの封筒を受け取ったとされる甘利氏。会見では「大臣室で菓子折りが入った袋をいただいた」「政治活動への応援だと思い受け取り、秘書に渡した」と認め、いずれも政治資金としてきちんと処理するように秘書に指示したと釈明した。

 ただ、政党支部の政治資金収支報告書では、この計100万円の寄付を14年2月4日に一括して記載している。甘利氏は“期ずれ”を認めたうえで、「(自身の舌がん治療で)秘書に余裕がなかったからだと思う」と説明した。

 一方、28日発売の週刊文春は、総務担当者が地元事務所でのやり取りの際、甘利氏が「パーティー券にして」と発言し、「『いや、個人的なお金ですから(受け取ってください)』と言うと、大臣室の時と同様に、甘利氏は内ポケットに封筒をしまわれた」と報じた。これについては、会見で「客の前でポケットに入れるというのは政治家以前に人間として品格を疑われる」と明確に否定した。

アベノミクスの司令塔失う

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ