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露破った「三笠」建造の誇り 今も 英国・バロー・イン・ファーネス (2/4ページ)

2016.1.31 10:00

地元の人が「マイカサ・ストリート」と呼ぶ「ミカサ・ストリート」=2016年1月21日、英カンブリア州バロー・イン・ファーネス(岡部伸撮影)

地元の人が「マイカサ・ストリート」と呼ぶ「ミカサ・ストリート」=2016年1月21日、英カンブリア州バロー・イン・ファーネス(岡部伸撮影)【拡大】

  • 地元市民の熱狂的な歓迎の中で進水した「三笠」=英カンブリア州バロー・イン・ファーネス(カンブリア公文書館所蔵)
  • 東郷平八郎元帥贈呈の記念品「日本の大皿」を披露するバロー・イン・ファーネス市のアン・トンプソン市長=2016年1月21日、英カンブリア州(岡部伸撮影)
  • 造船業の歴史を展示する古いドックの跡に建てた「ドックミュージアム」=2016年1月21日、英カンブリア州バロー・イン・ファーネス(岡部伸撮影)
  • 「金剛」の模型を前に「ヴィッカーズは日露戦争の勝利を誇りに感じて日本に最新の造船技術を供与した」と語る学芸員のグラハム・カービンさん=2016年1月21日、英カンブリア州バロー・イン・ファーネス(岡部伸撮影)
  • 英カンブリア州バロー・イン・ファーネス

 この造船の町で1900年、当時、世界最大の戦艦として「三笠」は起工され、市民の熱烈な声援を受けて1900年11月に進水式が行われた。そして、02年3月にサウサンプトンで日本側に引き渡された。カンブリア公文書館には、その際の秘蔵写真と地元新聞の挿絵が残されている。日本が「光栄ある孤立」といわれた英国と同盟を結んだのは、この2カ月前だった。

 町には「三笠」を建造した古い石積みの「船渠(せんきょ)」(ドック)が残っている。駅前からタクシーで約5分。バローの西にある対岸のウォルニー島に造船に従事した従業員の社宅が建ち並ぶ「ヴィッカーズ・タウン」がある。この通りは建造された船から名付けられており、その一つが「三笠」から「MIKASA STREET」と命名されている。三笠が建造された1900年に名付けられ、116年間、日英が干戈(かんか)を交えた先の大戦中も変えることはなかった。

 「マイカサは私たちの自慢。あのロシアを負かしたからだ」

 MIKASAを「ミカサ」でなく「マイカサ」と発音する「ミカサ・ストリート」の発端に住むウィリアム・ヒギンソンさんは、40年間、ヴィッカーズ社で造船工として働き、約30年前に自宅を購入して移り住んだ。「自分たちの先祖が世界史に残る偉大な戦艦を造ったことを誇りに思う」と胸を張った。

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