日銀のマイナス金利導入を受け、長期国債の利回りが一時、過去最低の0.05%を記録した=2016年2月1日、東京都内(AP)【拡大】
Q 日銀が導入した「マイナス金利」とは何ですか
A 民間銀行は、日銀やその他の銀行とお金をやりとりするため、日銀に「当座預金」と呼ばれる口座を持っています。日銀はその預金に0.1%の利息(付利)を付けていましたが、2月16日から一部をマイナス0.1%にし、預金から事実上の“手数料”をとることにしました
Q なぜそれで市場の金利が下がるのですか
A 銀行はこれまで、日銀にお金を預けておけば0.1%の利息収入を得ることができました。それよりも低い金利で運用したり、お金を貸したりする必要がないため、付利の水準が事実上の短期金利の下限とされてきました。これがマイナス0.1%に引き下げられるので短期金利も連動して低下したのです
Q なぜ長期金利も下がるのですか
A 資産を運用する投資家としては、少しでも高い利回りが欲しいため、満期までの期間がより長い国債を買おうとします。このため取引が膨らんで価格が上昇し、長期金利も低下するのです。マイナス金利で手数料を取られるのを嫌い、余った資金を日銀に預けずに国債を買っているのも理由とされます。