北朝鮮のミサイル発射に備え石垣港に到着し、輸送艦「おおすみ」から降りるPAC3搭載車両=2016年2月6日午後5時12分、沖縄県・石垣島(共同)【拡大】
MDでは、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載した海上自衛隊と米海軍のイージス艦が東シナ海と日本海に展開しており、各国の偵察対象となる。すでに先月31日、中国の情報収集機など2機が初めて対馬海峡上空を通過。イージス艦を偵察したとみられ、空自戦闘機が緊急発進(スクランブル)で対処した。
北朝鮮も過去に弾道ミサイルを発射した際、発射基地近くにミグ23などの戦闘機が集結した上で日本海に飛行。イージス艦の配置や海自の電子偵察機の飛行状況を確認していた。
ロシアも北朝鮮のミサイル発射に合わせ、日本領空への接近飛行を繰り返してきた。1998年の発射時は、日本海に展開していた米海軍イージス艦にロシア軍の偵察機が押し寄せる事態も起きた。米側は日本にロシア機を排除するよう求めてきたが、集団的自衛権の行使に当たるとして拒否せざるを得なかった。昨年成立した安全保障関連法では、自衛隊装備を守る武器等防護について米艦艇などを守ることも加わったが、安保関連法はまだ施行されていない。