「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を検討する協議を始めると発表した米韓両国の関係者=2016年2月7日、韓国・首都ソウルの韓国国防省(聯合=共同)【拡大】
≪オバマ政権、日韓と迎撃態勢協力≫
オバマ米政権は、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射を受け、米本土を守るミサイル防衛(MD)の増強を進めると同時に、これまでMDを共同で構築してきた日本に加えて、韓国との協力も加速させる構えだ。
国防当局は北朝鮮のミサイル能力が実際に向上しているとみて警戒を強めている。北朝鮮が2013年4月、新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」発射準備の動きを見せた際には急遽(きゅうきょ)、射程内とされる米領グアムに移動式の地上発射型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を配備した。
グアムは朝鮮半島に部隊展開する際の要衝。ハリス太平洋軍司令官は今年1月下旬、「常に1基を配備しておく必要がある」と明言し、配備を固定化する考えを示した。