楽器にとらわれず表現
今月6日には、デビュー30周年記念とCD発売記念リサイタルで、収録曲などを披露した。
3月にはフランスに渡り、オーベルニュ地域圏の首府クレルモン=フェランを本拠とするロベルト・フォレス・ベセス指揮オーベルニュ室内管弦楽団と共演する。
彼らとは、2013年、新潟のラ・フォル・ジュルネ音楽祭で出会った。一昨年の夏は、吉野がオーベルニュを訪れ、2週間のツアーを行った。昨秋、フランスのアパルテ・レーベルから、共演した「アランフェス協奏曲」などハープ協奏曲集のCDも発売されている。
「人間同士の相性と一緒で、音楽に対する思いがお互いに触発しあって、作りたい方向が同じでした。作ろう作ろうと思ってできたのではなく、いい出会いがあって自然に生まれたCDです」
30年を振り返って、「弾いているのはハープですが、ハープだけにとらわれるのではなく、ハープを通していろいろなものを表現したいと思っています」と話した。(月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」編集長 江原和雄/SANKEI EXPRESS)