売り上げが伸びているという金庫。鍵付きの耐火タイプが売れ筋だという=2016年2月24日、東京都調布市の島忠ホームズ仙川店(中井なつみ撮影)【拡大】
日銀のマイナス金利政策導入の影響が、消費者の間にも広がっている。「たんす預金」のための家庭用金庫や、利回りのよい百貨店の積み立てなどに人気が集まる一方で、住宅ローンの金利も低下し、借り換えを検討する好機となりそうだ。
心理不安で「金庫」に脚光
「マイナス金利対策の影響でも注目されてます!」。島忠が運営するホームセンター、島忠ホームズ仙川店(東京都調布市)では、2月中旬から売り場にこんなポップを掲げた。島忠全体では金庫の売上高が直近の1カ月で前年同期に比べ1.7倍、15~21日の1週間は、2.5倍になった。「銀行預金の金利も将来、マイナスになるのでは」という不安から、「たんす預金」用の金庫を求める人が増えているようだ。
ただ、学識者らで構成する金融法委員会(事務局・日銀)は「預金の利息を預金者が支払うことは契約上できない」とする見解を発表。ファイナンシャルプランナーの新美昌也さんは「たんす預金は盗難などのリスクもある。冷静な対応を」と呼び掛ける。