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東日本大震災5年 「あの日」そして「いま」(1) それぞれの未来へ、歩み続ける (4/5ページ)

2016.3.8 14:00

仙台市立六郷中女子バスケット部OBの(左から)新関花菜さん(17)、坂本美咲さん(19)、三條幸恵さん(18)。5年が経ち、坂本さんは就職、三條さんは今春専門学校に、新関さんは高校3年生になり仙台の強豪高校でバスケを続け、それぞれの道を進む=2016年3月3日、宮城県仙台市若林区(鈴木健児撮影)

仙台市立六郷中女子バスケット部OBの(左から)新関花菜さん(17)、坂本美咲さん(19)、三條幸恵さん(18)。5年が経ち、坂本さんは就職、三條さんは今春専門学校に、新関さんは高校3年生になり仙台の強豪高校でバスケを続け、それぞれの道を進む=2016年3月3日、宮城県仙台市若林区(鈴木健児撮影)【拡大】

  • 震災のため使用できなくなった体育館での練習をあきらめ、がれきの中をランニングする仙台市立六郷中学校女子バスケットボール部を紹介した2011年4月19日付のEX紙面
  • 震災直後の始業式で撮影した写真を手にする岩手県陸前高田市立高田小学校6年生の(写真左から)金野彩芽(こんの・あやめ)さん、馬場友夢(ゆうゆ)さん、船砥大(ふなと・だい)君=2016年1月21日(大西正純撮影)
  • 犬のトリマーになるための専門学校に通う福島レイさんは、すっかり大人の雰囲気に=2016年3月2日、宮城県仙台市青葉区(鈴木健児撮影)
  • 冠水した道路を裸足になって自転車に乗り下校する福島レイさん(左)=2011年5月31日、宮城県石巻市(桐山弘太撮影)
  • 宮原伶奈さんと妹の杏奈さんは、自宅前で仲良く手を繋いでポーズを取ってくれた=2016年2月1日、宮城県仙台市青葉区(鈴木健児撮影)
  • メッセージを掲げる宮原伶奈さん。当時から笑顔を絶やさなかった=2011年3月31日、岩手県大船渡市(矢島康弘撮影)
  • 4年8カ月の仮設暮らしを終え昨年11月、新居へ引っ越した松野浩二さん=2016年2月3日、岩手県陸前高田市(川口良介撮影)
  • ベランダに取り残され救助を求める人たちの中に松野浩二さんの姿もあった=2011年3月12日(本社ヘリから、門井聡撮影)
  • 専修大学ボクシング部で、リーグ戦に向けて厳しい練習を重ねる岸野康太郎さん=2016年2月15日、神奈川県川崎市多摩区(鴨川一也撮影)
  • 津波でリングが流れてしまい、ビニールハウスで練習を続けた宮城県立農業高校ボクシング部のメンバー。左端が岸野康太郎さん=2011年5月24日、宮城県名取市(桐山弘太撮影)
  • 宮城県仙台市若林区
  • 岩手県大船渡市、岩手県陸前高田市、宮城県石巻市、宮城県名取市

 ≪岩手県陸前高田市 金野彩芽(こんの・あやめ)さん(12)、馬場友夢(ゆうめ)さん(12)、船砥大(ふなと・だい)君(12)(高田小6年)≫

 あのころは、校舎の窓から見渡す限りがれきの山が広がる中で授業を受けていた。現在はがれきはなくなったものの、地盤のかさ上げ作業などが行われている。

 卒業を間近に控え、馬場さんは「多くの友達と時間を過ごせ楽しい6年間だった」と振り返る。船砥君は野球でメジャーリーグを、金野さんは水泳でオリンピックを目指したいと力強く夢を語った。

 入学時から彼らを見守り続けた高田小の木下邦男校長(59)は「小学校生活はあくまで通過点にすぎないが、これからも頑張ってほしい」とエールを送る。

 ≪岩手県陸前高田市 松野浩二さん(菓子職人)≫

 松野浩二さん(47)は5年前、勤めていた菓子店の3階で作業中に強い揺れに襲われた。立っていられないほどの揺れが収まりベランダに出ると、松原の奥に黒い壁が迫ってくるのが見えた。1キロも離れていない市民体育館の壁が崩れ、津波が来たと実感した。がれきが次々と部屋に飛び込んでくる中、無我夢中で屋根裏部屋へ避難した。寒さをしのぐため、サンタクロース人形の赤い衣装をはいで着た。6人が身を寄せ合い救助を待った。

農業用ビニールハウスの中のリングで練習したボクサーたち

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