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【佐藤優の地球を斬る】首相訪露、隣人フィンランドから助言を (1/3ページ)

2016.3.12 09:00

会談後に共同記者発表するフィンランドのサウリ・ニーニスト大統領(左)と安倍晋三(しんぞう)首相=2016年3月10日夜、首相官邸(共同)

会談後に共同記者発表するフィンランドのサウリ・ニーニスト大統領(左)と安倍晋三(しんぞう)首相=2016年3月10日夜、首相官邸(共同)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 安倍晋三首相は、北方領土交渉の進展を図ることを真剣に考えている。そのためには、首脳間の個人的信頼関係の強化が重要であると考え、安倍首相は、5月の大型連休中にロシア南部のソチ市を訪れ、ロシアのプーチン大統領と会談する調整を進めている。

 米の懸念、分かれる見方

 これに対して、米国のオバマ大統領が懸念を表明しているとの情報が、組織的に流布されている。北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて2月9日、日米電話首脳会談が行われたが、その際、オバマ大統領から安倍首相に、「なぜ伊勢志摩サミットの前に訪露する必要があるのか。ロシアに間違えたメッセージを伝えてしまうのではないか」などと言って牽制(けんせい)をかけてきたという。これに対して、安倍首相は訪露の意志を覆さなかったので、最後、オバマ大統領は「アベが日本の国益のために行くというならばそれでいいだろう」と言って電話を切ったという。これをオバマ大統領による「了解」と受け止めるか「捨て台詞(ぜりふ)で、強い不快感の表明」と解釈するかについて、外務省内で見方が分かれているようだ。

日本の国益 首脳レベルでの対話を行うこと

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