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愛と暴力 表裏一体のピュアな物語 古川雄輝、鈴木杏 舞台「イニシュマン島のビリー」 (1/3ページ)

2016.3.12 13:30

「30代を前にイメージを壊す役に出会えた」と話す古川雄輝(ゆうき)さん(右)と、「いつか普通のお母さん役もやってみたい」という鈴木杏(あん)さん=2016年2月28日、東京都新宿区(伴龍二撮影)

「30代を前にイメージを壊す役に出会えた」と話す古川雄輝(ゆうき)さん(右)と、「いつか普通のお母さん役もやってみたい」という鈴木杏(あん)さん=2016年2月28日、東京都新宿区(伴龍二撮影)【拡大】

 ブラックコメディーで、日本でも人気の高い英劇作家、マーティン・マクドナーの「イニシュマン島のビリー」が上演される。アイルランドの孤島を舞台に、体が不自由な少年、ビリーと少女、ヘレンの成長物語を、古川雄輝(ゆうき、28)と鈴木杏(あん、28)が演じる。2人は、一筋縄でいかない愛憎関係を体当たりで演じ、気鋭の演出家、森新太郎(39)がアイルランドへの留学経験を交えて、乾いた世界観を創り出す。

 閉鎖された生活に共感

 「イニシュマン-」の舞台は1930年代。両親を亡くし、両足と右手が不自由な17歳のビリー(古川)は、叔母2人(峯村リエ、平田敦子)が営む商店で暮らし、周囲にいじめられている。幼なじみのヘレン(鈴木)は攻撃的な美人、近くの島にハリウッドの撮影隊が来ると知り、弟バートリー(柄本時生)と出演を画策、ビリーも追いかけようとする。英演劇街ウエストエンドで、人気俳優、ダニエル・ラドクリフ主演で上演されたほか、米ブロードウェーでも上演された。

 アイルランドの30年代は、英国からの独立運動がくすぶる中、第二次大戦が近づくきな臭い時代。そうした世情に取り残された孤島のビリーとヘレンは外の世界に強く憧れる。

2人の少年少女の「成長譚」

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