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愛と暴力 表裏一体のピュアな物語 古川雄輝、鈴木杏 舞台「イニシュマン島のビリー」 (3/3ページ)

2016.3.12 13:30

「30代を前にイメージを壊す役に出会えた」と話す古川雄輝(ゆうき)さん(右)と、「いつか普通のお母さん役もやってみたい」という鈴木杏(あん)さん=2016年2月28日、東京都新宿区(伴龍二撮影)

「30代を前にイメージを壊す役に出会えた」と話す古川雄輝(ゆうき)さん(右)と、「いつか普通のお母さん役もやってみたい」という鈴木杏(あん)さん=2016年2月28日、東京都新宿区(伴龍二撮影)【拡大】

 嫌みの言い方選ぶ

 鈴木は、マクドナー作品への出演を熱望していた。「暴力描写も生々しくて、出てくるのは普段なら蓋をしたいどうしようもない部分のある人ばかり。でも憎めない愛らしさが浮き上がってくる」

 演じるヘレンは意地悪で暴力もふるう。森は人気漫画「ドラえもん」に登場するガキ大将「ジャイアン」をイメージ。「ビリーに差別意識はなく、『もうちょっとしっかりしてよ』という叱咤激励の気持ちが強いのでは」と鈴木。「嫌み一つでもいろんな言い方がある。どれを選ぶかを考えるのは初めての経験」と、マクドナーの世界観と少女の心のひだを重ね合わせる。

 役柄はともに17歳、実年齢も同じ2人を森は「役者として繊細さがあり、誰にも出さない何かが目の奧にある」と評する。古川は自分より俳優歴の長い鈴木から多くを学んでいるといい、「実際のビリーとヘレンみたいな感じかも」と笑う。(文:藤沢志穂子/撮影:伴龍二/SANKEI EXPRESS

 【ガイド】

 3月25日~4月10日、東京・世田谷パブリックシアター。問い合わせはホリプロチケットセンター(電)03・3490・4949。

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