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愛と暴力 表裏一体のピュアな物語 古川雄輝、鈴木杏 舞台「イニシュマン島のビリー」 (2/3ページ)

2016.3.12 13:30

「30代を前にイメージを壊す役に出会えた」と話す古川雄輝(ゆうき)さん(右)と、「いつか普通のお母さん役もやってみたい」という鈴木杏(あん)さん=2016年2月28日、東京都新宿区(伴龍二撮影)

「30代を前にイメージを壊す役に出会えた」と話す古川雄輝(ゆうき)さん(右)と、「いつか普通のお母さん役もやってみたい」という鈴木杏(あん)さん=2016年2月28日、東京都新宿区(伴龍二撮影)【拡大】

 森は一昨年アイルランドに留学、今回の舞台となるアラン諸島も訪ねた。「狭い島に怒濤(どとう)とカモメの声が響く。はち切れんばかりの若いエネルギーが閉じ込められたら、たまったもんじゃない」と実感をこめる。過去にもマクドナー作品の演出を手掛けており、その魅力を「暴力と表裏一体でピュアな愛の物語を描ききっている点」という。今回の作品は2人の少年少女の「成長譚」とみる。

 古川はニューヨーク郊外の高校に留学、在学中はほとんど寮で過ごした。「閉鎖された島で暮らしハリウッドを目指したビリーの気持ちは分かる」と、半ば隔離された寮から俳優を志した自分を重ね合わせる。

 森は体の不自由なビリーを、「真夜中のカーボーイ」でダスティン・ホフマンが演じた役に重ねる。古川は「映画では足が不自由な分、手を動かしている。でもビリーはもっと不自由で大変」と全身筋肉痛に悩みながら感覚をつかもうとし、「ラドクリフさん以上のものを」と意気込む。

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