爆破テロが起きたブリュッセル国際空港に居合わせ旅行者が撮影した建物内部の写真。吹き飛んだガラスの破片が床に散乱している=2016年3月22日、ベルギー(AP)【拡大】
実行犯拘束に対抗
ベルギーでは18日に、ブリュッセル首都圏のモレンベーク地区で、パリ同時多発テロの実行犯の一人として国際手配され、逃亡していたフランス人のサラ・アブデスラム容疑者(26)が拘束されたばかりだった。実行犯とされる10人のうち唯一の生存者で、当局はこれを機に、パリ同時多発テロで犯行声明を出したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の欧州ネットワークの解明と壊滅など対テロ作戦を強化する構えだった。
一方でベルギーのレインデルス外相は「アブデスラム容疑者らが別のテロを準備していた恐れがある」と指摘。ヤンボン内相は「一つのグループの犯行を阻止すれば、他が行動を起こす」と述べ、別グループの新たなテロへの警戒を示していた。BBC放送は、容疑者拘束への「報復」との見方が出ていると伝えた。
貧困層の多いブリュッセルのモレンベーク地区はパリ同時多発テロの複数の実行犯の出身地で、武器を取引する「闇市場」も存在。「EUの首都」はテロの危険から隣り合わせにある。(SANKEI EXPRESS)