ベルギー大使館前には半旗が掲げられ、警備が強化されていた=2016年3月23日午前、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)【拡大】
≪安倍首相 警備強化を指示≫
政府は23日、ベルギー同時テロで日本人男性2人が重軽傷を負ったことを受け、在外邦人の安全確保を徹底する方針を固めた。安倍晋三首相は23日、関係府省庁に対し「海外の邦人の安全確保や国内の警戒警備の徹底など、一層緊張感を持ってテロ対策に当たることが必要だ」と指示した。
政府は空港などでの水際対策を強化。5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に向け、欧州連合(EU)と情報面での連携を図り、テロの未然防止に全力を挙げる。
菅義偉(すが・よしひで)官房長官は記者会見で「空港や駅でのパトロール強化や新幹線への警察官乗車などを通じて官民連携でしっかりと警備したい」と強調。各国とテロに関する情報共有を図る考えも示した。
政府はベルギーの大使館に現地対策本部を設置し、邦人に不要な外出を避けるよう注意喚起を継続。犯行声明を出したグループがさらなる攻撃を示唆していることから、ベルギー以外の欧州各国に渡航する場合にも、治安情報に気を配るよう注意を呼び掛けた。