ベルギー大使館前には半旗が掲げられ、警備が強化されていた=2016年3月23日午前、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)【拡大】
首相は、ベルギーに本部を置くEUのトゥスク大統領とユンケル欧州委員長に対し、テロを強く非難し、EUとの連帯を表明するとのメッセージを送った。
菅氏も「卑劣極まりないテロは許されるものではなく、わが国としては断固として非難する」と強調。伊勢志摩サミットに向け「先進7カ国(G7)議長国としてベルギーを含む国際社会と連携し、テロ対策強化のために積極的に取り組む」と述べた。
岸田文雄外相は、邦人2人が負傷したことを外務省で記者団に説明した上で「邦人の安全確保に全力で取り組む。国際社会と連帯しテロ対策に貢献したい」と語った。
≪サミット目前 情報収集に全力≫
首都の空港や地下鉄駅が狙われたベルギーの同時テロを受け、5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)や2020年の東京五輪を控える日本では、警察当局が国内の重要施設などで警戒を強めた。国内でテロが発生するとの具体的な恐れは「現時点で確認されていない」(警察当局幹部)が、未然防止に向け関連情報の収集にも注力している。