いつ見ても美しい阪急電車 なぜかたくなに「阪急マルーン」にこだわるのか (2/8ページ)

2015.9.27 17:02

  • 昭和35年に登場した2300系最後の営業運転。鉄道ファンからは「見た目はきれいでまだ走れるように思う」との声も=3月20日、大阪市北区の阪急梅田駅
  • 「阪急顔」の鼻筋にあたる貫通扉の窓が拡大されたリニューアル車両(左)=大阪府摂津市の正雀工場
  • 正雀工場で整備を受ける阪急電車。塗り替えられたばかりの車両はまるで鏡面のようだった=大阪府摂津市
  • 下塗りした後に下地のパテを丁寧に塗り、塗装は中塗り、上塗りと4層構造になっている=大阪府摂津市の阪急電鉄正雀工場
  • 阪急梅田駅のホーム床には高濃度の樹脂ワックスが塗られており、光沢を放っている=大阪市北区
  • 「美しすぎる」阪急電車と高濃度の樹脂ワックスが塗られ光沢を帯びた阪急梅田駅のホーム=大阪市北区


新車同然に整備された阪急電車。周囲の景色が映り込むほどきれいな塗装にみほれてしまう=大阪府摂津市の正雀工場

新車同然に整備された阪急電車。周囲の景色が映り込むほどきれいな塗装にみほれてしまう=大阪府摂津市の正雀工場【拡大】

 側面の窓はフリーストップ式の1枚窓で、古くささは全く感じない。ワックスをかけて何度も磨き上げたような輝きを放つ塗装も、およそ引退車両のそれではない。車体に顔を近づければ、鏡のように写り込むほどだ。ネット上では「ザ・写り込み王」といった呼び名さえあった。

 カカオの芳醇(ほうじゅん)な香りが漂うチョコレートのような、あるいは熟成を重ねたワインのような、高級感のある独特な色合いは「阪急マルーン」と呼ばれている。くりの「マロン」が語源で、和訳すればくり色。人によってこげ茶色、あずき色と表現はさまざまだが、溶かしたチョコを流しかけて光沢を出した「グラサージュショコラ」という上品なケーキ。あえて言えば、それに近いように記者は感じている。

 きれいなのは外観だけではない。2300系の車内は高級木材の「マホガニー」の模様をあしらい、これまた光沢のある内装だ。

 「ゴールデンオリーブ」と呼ばれる緑色の座席や「鎧戸(よろいど)」と呼ばれる日よけのブラインドも高級感があり、半世紀以上前の車両なのかと目を疑うほどだ。

関東の通勤電車は車内の蛍光灯がむきだしになっているが…

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