新車同然に整備された阪急電車。周囲の景色が映り込むほどきれいな塗装にみほれてしまう=大阪府摂津市の正雀工場【拡大】
輝きを放っているのは車両だけではない。梅田駅のホーム床は高濃度の樹脂ワックスを塗っている。独自の「歩行基準値」を定め、滑りにくく、引っかかりにくい状態を保っているといい、床は毎月1回、ワックスをかけている。
車両もホームも一点の曇りもない阪急。鉄道史に詳しい作家の小牟田哲彦氏は「阪急マルーンは重厚感のある落ち着いた色合いで、美しい電車自体が阪急の企業イメージを体現している。車両や駅をきれいに保つことで企業価値を高め、阪急の高級なブランドイメージを守っている」と指摘している。(大竹直樹)