安全なのに不人気
米本土からの遠隔操縦による攻撃は、1990年代の湾岸戦争時に問題となった「戦争がテレビゲームのように行われる」との指摘を具現化したような光景だ。“敵”を一方的に殺戮できるが、安全な米国本土にいる遠隔操縦者(パイロット)は決して銃弾を浴びることはない。
倫理的には問題だらけだが、少なくとも危険な任務ばかりの軍のなかでは人気職種になりそうなものだ。しかし、いま米軍内で「ドローンパイロット」は不人気職種の筆頭のひとつにあげられている。あまりの人手不足に、5年以上の勤務で約1500万円の特別ボーナスを支給するという“ニンジン”をぶらさげる始末なのだ。
米軍人向けの日刊紙スターズアンドストライプス(電子版)によると、ボーナス支給決定は昨年12月中旬に米空軍が発表した。ボーナスは現金で毎年2万5千ドル(約295万円)ずつ支払われ、5年勤め上げれば計12万5千ドルが手に入るという。