なぜ?不人気すぎる「軍用ドローン操縦者」 人手不足…精神を蝕む苦痛 (4/6ページ)

2016.1.30 17:12

  • 米空軍が運用する軍用ドローン(無人機)RQ-1「プレデター」(米空軍HPより)
  • 米空軍が運用する軍用ドローン(無人機)MQ-9「リーパー」(米空軍HPより)
  • MQ-1「プレデター」の翼下に訓練用のミサイル(模擬弾)を装着する兵士ら(米空軍HPより)
  • 米海軍も軍用ドローンの本格導入に乗り出している。写真は空母からの離着艦が可能なX-47(米海軍HPより)
  • 米空軍が運用する大型軍用ドローンRQ-4「グローバル・ホーク」。北朝鮮のミサイル発射などの警戒監視のため、日本の米軍三沢基地にも配備されている(米空軍HPより)


 米ニューズウィーク誌は「毎日人を殺しては牛乳を買って家に帰る異常さ」という見出しで、ドローン操縦者の精神的苦痛を表現している。

 戦場には誰もが否定できないルールがある。「殺さなければ、殺される」。敵に向けて銃弾を放つ“殺人”の苦悩を解決する、最もプリミティブで分かりやすい自己正当化だ。しかしドローンパイロットは、このルールで自分を慰めることができない。自分は100%安全なオフィスにいるのだから。

 操縦士のピラミッド

 もうひとつの理由は、ファイター・パイロット(軍用機操縦者)の世界に厳然としてそびえ立つピラミッドにある。

 米軍パイロットの頂点は、新鋭機を試験するテストパイロットだ。米国の作家トム・ウルフが戦闘機パイロットあがりの宇宙飛行士の内幕を綴り、映画化もされた名著「ザ・ライト・スタッフ」では、戦闘機パイロットがいかに負けず嫌いでプライドが高いかが描写されている。

最初の宇宙飛行の際、危険性を考慮してロケットに…

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