ジュリエッタQVのフロントフェンダーには三角形のバッジがあしらわれており、その中に四つ葉のクローバーが描かれている。このバッジこそが、標準グレードと一線を画す最上級モデルだと一目でわかるQVのシンボルマークなのだ。
本格派スポーツカー「4C」と同様のエンジンを搭載
この他にも、ジュリエッタの最高峰の走りを支えるQV専用の装備はたくさんある。一番注目すべきポイントは、アルファの本格的スポーツカー「アルファロメオ 4C」と同様の1.7リッター直4ターボエンジンを受け継いでいることだ。アルミ製のシリンダーブロックを採用することで大幅に軽量化し、最高出力240ps、最大トルク30.6kgmを発生するハイパフォーマンスユニットを車体前部に搭載。標準モデルの1.4リッターターボと比較して70馬力、トルクは5.1kgmもパワーアップしているのだ。ちなみに0-100kmの発進加速は、ルノー・メガーヌRSと同じ6秒フラットだという。
トランスミッションは6速デュアルクラッチATを組み合わせている。マフラーは左右2本出しで、サスペンションもQV専用だ。このスペックを見ると、おのずと試乗が楽しみになる。いざアクセルを踏み込んで、千葉県の幕張方面を目指した。
走り始めて最初に気付いたことは、外国車にありがちなクセがほとんどないということ。ステアリングを切った時の感覚やブレーキを踏んだ時のクルマの挙動など、まるで日本車を運転しているかのように親しみやすく、違和感なくすんなりと入り込むことができる。クルマの個性に慣れるための“探り”は全く必要ないのだ。