ちなみにフランスの人口は約6500万人ですが、現在、街の本屋さんは2000店~2500店。人口約6200万人のイギリスが1000店であることを考えると、人口比で見れば他国に比べてまだまだ多い方だといいます。
それでもネット書籍の台頭に多くの人々が危機感を抱いていたようです。法案を提出した最大野党・国民運動連合(UMP)のクリスチャン・ケルト下院議員は欧米メディアに「この法案はわが国の文化遺産の一部である。オンライン販売される書籍の販売価格を引き上げるための措置は、オンラインで文化的作品を購入しようとする人々を抑制するだろう」と述べ「書籍市場で利益を上げているのはネット書店だけで、投資利益率の非常に低い個人経営の書店は、生き残りが難しくなっている」と怒りました。
しかし、当然ながらこの措置にもっと怒っているのがアマゾンです。現地メディアによると、フランス国内でネットによる書籍の5%引き販売と送料無料サービスを組み合わせているのは、アマゾンと、自国の家電量販店チェーン、フナックだけ。つまり今回の法案、完全にアマゾンを狙い撃ちしたものだからです。