「美しい遺伝子」で感じる ダイバーシティへの理解と行動 (2/3ページ)

2014.5.4 06:00

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 彼女がまず行ったのは、赤毛の人たちの「多様性」の整理だ。どう分類してマトリックスが作れるのか?性別(男女)、身長(高低)、体格(がっしりしているかどうか)、目の色(ブルー、ブラウン、グリーン)、髪のタイプ(直毛か巻き毛)から48種類のパターンを作った。

 そして、これらの48種類の人を探す旅に出た。赤毛の人は南ヨーロッパよりも北ヨーロッパに多い。6か月間、彼女はイタリア、英国、アイルラド、ベルギー、ドイツ、オランダ、スウェーデン、ノルウェー、ポーランドと合計204人の顔写真を撮影した。47種類のパターンは集めることができた。 

 これらの結果が一冊の写真集『美しい遺伝子(The Beautiful Gene)』になり、現在、ミラノのレオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館で写真展が開催されている(4月16日から6月3日まで)。リサーチから写真集や展示会の費用は、ロッソさんが在籍していたベネトンのコミュニケーションセンターであるファブリカから出ている。

 ぼくはオープングの日に出かけてきた。

 顔の写真の横には、どのパターンの人物であるかが記載されているが、名前も年齢も国籍も分からない。ただ裸の肩から上の真正面からの顔写真が並んでいる。正直いうと、人の顔をこういうアングルで撮影するとあまり美しいものではない。証明写真がいい例だ。だからこそ人の身体的な特徴が生々しくみえる。

 「実際はとっても美人なのですけどね」とロッソさんは話す。

「赤毛がクローズアップされることを非常に喜んでくれました」

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