とりわけ「スシヤスダ」は、レシートの下に「日本の慣習にのっとり『Sushi Yasuda』の従業員には給与が十分支払われております。従ってチップは頂きません」としっかり明記しています。
このレシートの一件がさまざまなメディアで報じられ、都心部のレストランでのチップ廃止の動きが加速したようです。
そして前述のAFPなどによると、今度は同じニューヨークで人気の居酒屋「Riki(リキ)」が店頭に「リキ・レストランはチップが要らないお店です」、「チップは不要かつ、求められていません」との案内を掲示し、話題を集めています。
こうした動きについて、米コーネル大学ホテル経営学部のマイケル・リン教授はAFPに、チップを廃止したのは高級なレストランが多いと説明し、食事代にチップを含めることで、チップを少なく渡す客からウエイターやウエートレスを守ることができるといった効用を主張しました。