米国習慣「チップ廃止」の波紋 高級レストランなぜ踏み切った? (3/7ページ)

2014.5.19 09:26

チップ不要を知らせる案内を店頭に掲示したニューヨークで人気の居酒屋「Riki(リキ)」。ネット上でも話題となっている

チップ不要を知らせる案内を店頭に掲示したニューヨークで人気の居酒屋「Riki(リキ)」。ネット上でも話題となっている【拡大】

 とりわけ「スシヤスダ」は、レシートの下に「日本の慣習にのっとり『Sushi Yasuda』の従業員には給与が十分支払われております。従ってチップは頂きません」としっかり明記しています。

 このレシートの一件がさまざまなメディアで報じられ、都心部のレストランでのチップ廃止の動きが加速したようです。

 そして前述のAFPなどによると、今度は同じニューヨークで人気の居酒屋「Riki(リキ)」が店頭に「リキ・レストランはチップが要らないお店です」、「チップは不要かつ、求められていません」との案内を掲示し、話題を集めています。

 こうした動きについて、米コーネル大学ホテル経営学部のマイケル・リン教授はAFPに、チップを廃止したのは高級なレストランが多いと説明し、食事代にチップを含めることで、チップを少なく渡す客からウエイターやウエートレスを守ることができるといった効用を主張しました。

「米国人はチップを食事代と考えていないことが多い」

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