米国習慣「チップ廃止」の波紋 高級レストランなぜ踏み切った? (6/7ページ)

2014.5.19 09:26

チップ不要を知らせる案内を店頭に掲示したニューヨークで人気の居酒屋「Riki(リキ)」。ネット上でも話題となっている

チップ不要を知らせる案内を店頭に掲示したニューヨークで人気の居酒屋「Riki(リキ)」。ネット上でも話題となっている【拡大】

 この動き、米国内ではニューヨークやロサンゼルス、シカゴといった大都会だけで、田舎には広がらないとの指摘もありますが、既に米国外にも広がり始めています。

 5月9日付のカナダの日刊紙タイムズ・コロニスト(電子版=ブリティッシュコロンビア州の州都ビクトリアの地元紙)によると、バンクーバー東岸に6月開業する新しい複合商業施設内のレストラン「スモーク・アンド・ウォーター」が、チップ不要のレストランになるというのです。

 チップ不要のレストランは恐らくカナダ初といい、このレストランの経営者は、チップを不要にする代わりに、同業他社のお店などに比べ、メニュー価格を18%高くし、その分、従業員の雇用を守り、福利厚生などを充実させたいと話しています。

 タイムズ・コロニスト紙はこの試みについて「日本やオーストラリア、ニュージーランド、そして欧州の一部で採用している、従業員に生活賃金を支払うというビジネスモデルを意図している」と報じました。

 カナダの観光学の専門家はタイムズ・コロニスト紙に「カナダのレストランのビジネスモデルが変わるときが来た。今後5年の間に、5割の確率で、カナダのレストランはチップ不要へと変わっていくだろう」と予測しました。

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