黒く変色し悪臭を放つ福建省福州市の小川(中国新聞社)【拡大】
中国環境保護省の李幹傑次官は今月上旬の記者会見で「中国の水環境質は依然として非常に厳しい状況にある」との認識を示した。全国の地表水は全体的に軽度汚染レベルにあり、地下水モニタリングポイント4778カ所のうち、軽度汚染および重大汚染レベルの比率は59.6%に達したという。
李次官によれば、同省は今後、「水汚染防止条例」の制定を急ぐ考え。現在は専門家の意見をヒアリング中だが、できるだけ早く国務院(内閣)での審議に持ち込む方針だ。また重点分野での汚染防止活動を継続し、重点地域の地下水汚染の回復活動をスタートさせる。
具体的な汚染レベルでみると、地表水については深刻に汚染されている劣Vレベルの比率が高く、全国の約10%に上る。
都市部の河川では、都市と農村の境界地域の汚染が比較的深刻で、有機物汚染が起きており、悪臭を放っている水場が多い。飲料水の安全性に関わる水環境汚染事故の発生件数は依然として多く、近年は毎年十数件起きており、今年に入ってからは5月までに5件発生している。