羽田周辺の再開発加速 川崎と「連絡橋」で直結、先端医療を集積 (5/5ページ)

2014.8.7 06:35

 ■経済効果見込める新空港線に期待

 連絡橋建設は、神奈川県や川崎市が繰り返し要望してきたが、対岸の大田区などに慎重な意見があった。だが、大田区と川崎市の双方が特区に指定され、東京五輪前の実現へ向け「菅義偉官房長官が前向きな発言をしているようだ」(山崎課長)と期待が高まる。

 羽田空港周辺の交通事情は、京浜急行の連続立体交差による踏切の解消と、環状8号線と国道15号の立体交差が12年に完成したことで劇的に改善した。羽田空港の国際線貨物の取扱量が2009年の1.6万トンから13年には15.5万トンと10倍近くに増えた。

 ヤマト運輸が国内最大級の物流拠点「羽田クロノゲート」を13年に開設したのもインフラ整備の効果だ。

 大田区が悲願とする東急電鉄多摩川線と京急空港線をつなぐ新空港線「蒲蒲線」が実現すれば、渋谷・池袋方面から羽田へのアクセスが大きく改善される。やはり人の流れを変える可能性があるため慎重意見もあるが、大きな経済効果が見込めることは確実だ。

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