実効税率の目標20%台、道筋見えず 法人減税、代替財源確保が焦点 (1/4ページ)

2014.12.31 07:22

 2015年度税制改正で最大の焦点だった法人税減税は、来年度から2年間は減税を先行させ、3年かけて財源を確保することが決まった。現在34.62%の実効税率(標準税率)は来年度から2年で累計3.29%下がり31%台となるが、さらなる代替財源をどう確保して、目標とする20%台を実現するかの道筋は見えていない。成長と財政再建との両立に向け、中小企業課税や政策減税の見直しにどう取り組むかが、今後の課題となる。

 法人税の実効税率は16年度に31.33%に下がる。実効税率1%の引き下げは約4700億円の税収減になるため3.29%下げれば約1兆5500億円の税収に穴が空く。

 このうち政府は、赤字の大企業向けの課税強化などで、今後2~3年かけて1兆2000億円の財源確保にめどをつけている。不足する約4000億円分の財源は、別の企業向けの増税策で3年で穴埋めし増減税が同じになる「税収中立」とする。ただ税収中立を維持しながら、20%台を実現するには今後、最低でも新たに7000億円程度の穴埋め財源が必要となる。

だが今後の財源確保に向けた選択肢は限られているのも事実だ

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