高橋 確かに不安に感じるでしょうが、消費税の再引き上げは安倍首相の強い覚悟の表れだと受け止めるべきです。首相の覚悟とは、それまでにデフレ経済から完全に脱却し、アベノミクスの第3の矢である民間投資を喚起する成長戦略の効果を浸透させ、強い経済体質を作り上げることを約束したということ。消費増税は2年後ですが、この間に日本の経済成長を軌道に乗せ、増税に耐えられる経済体質にするためには、最初の1年、正に今年が非常に大事になってきます。消費増税の延期にあたって、首相は財政の健全化についても2020年までに基礎的財政収支(プライマリー・バランス)を黒字化するという大変大きな約束をしています。経済成長力の強化と財政健全化という2つの宿題の共通キーワードは民間の力をうまく引き出すということです。今年1年は打つべき手をきちんと打ち、この2つの約束を実現するため、強い意志で実行する、やり遂げるという覚悟が必要です。