中国が進める“ニンジン外交” 南米横断鉄道の野望、「鉄の女」に救いの手 (2/6ページ)

2015.6.14 17:08

ブラジルの首都ブラジリアで握手を交わすルセフ大統領(左)と中国の李克強首相=5月19日(AP)

ブラジルの首都ブラジリアで握手を交わすルセフ大統領(左)と中国の李克強首相=5月19日(AP)【拡大】

 なかでも目を引いたのが、南米大陸を突っ切る鉄道建設での協力だ。ブラジル・リオデジャネイロの大西洋岸から、内陸部を通ってアンデス山脈を抜け、ペルーの太平洋岸まで敷設される鉄路の総延長は約5300キロに及ぶとされる。

 中国はブラジルから鉄鉱石や大豆をパナマ運河経由で輸入している。南米横断鉄道が開通すれば、運河経由に比べて輸送日数が大幅に短縮され、コストも削減が見込める。

 李首相はブラジル訪問に続いて、ペルーにも足を伸ばし、ウマラ大統領と会談。やはり南米横断鉄道の実現に向け連携することで合意し、今後、ブラジルとともに3カ国で本格的な調査研究に乗り出す。ウマラ大統領は「3カ国の経済関係を強化する」と表明し、期待を示した。

 李首相はさらにコロンビアとチリも訪問。コロンビアとはインフラ整備で協力することや、チリとは南米初の人民元の決済銀行の設立に向けて連携することなどで一致した。

経済発展が長年の課題の南米各国にとっても…

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