中国が進める“ニンジン外交” 南米横断鉄道の野望、「鉄の女」に救いの手 (4/6ページ)

2015.6.14 17:08

ブラジルの首都ブラジリアで握手を交わすルセフ大統領(左)と中国の李克強首相=5月19日(AP)

ブラジルの首都ブラジリアで握手を交わすルセフ大統領(左)と中国の李克強首相=5月19日(AP)【拡大】

 ブラジルの捜査当局などによると、ペトロブラスの元幹部らは取引先との契約に隠れて捻出した裏金を与党労働党に流した疑いが持たれ、ペトロブラス幹部らが数十人も逮捕された。ルセフ大統領は関与を否定しているが、ペトロブラスの役員をかつて務めたこともある。

 軍事政権下でのゲリラ活動で名をはせ、「鉄の女」の異名を取るルセフ氏も世論の批判の高まりに、「公金を取り戻すために全力を尽くす」と表明せざるを得なかった。

 ブラジル経済に大きな影響力のあるペトロブラス自体も格付けが引き下げられ、資金調達が困難になる中、中国からの援助は“干天の慈雨”だったろう。

 中国の投資や経済協力が進めば、ブラジルにとっても雇用や景気の押し上げを期待できる。ルセフ氏は「ブラジルからアジアへの道を開く」と、上機嫌で李氏にリップサービスした。

中国は昨年も、習近平国家主席が中南米を歴訪

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