TPP総合対策本部の会合=25日午後、首相官邸【拡大】
政府の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の政策大綱が示されたことで、今後は大綱を基にした対策費の予算編成の動きが本格化する。ただ、対策予算を決める上で重要な指標となるTPPの発効時期は不透明だ。TPPの批准見通しが立たない中での予算審議は、野党からの追求を受けるのは必至。スムーズに予算案を成立できるか余談を許さない状況だ。
政府は12月上旬にも発表するTPPの影響試算も踏まえ、年内に予算規模など対策の具体的な制度設計に移る。その上で、TPP対策費の一部を今年度の補正予算案と2016年度当初予算案に計上する方針だ。来年1月4日に招集予定の通常国会冒頭で補正予算案を成立させ、1月下旬には16年度予算案の審議を始めて今年度内の成立を目指す。
対策にはTPP発効後に実施するものも多く、対策予算を具体化するには発行時期のある程度の把握が求められるが、現時点で発効時期は見通せていない。