TPP総合対策本部の会合=25日午後、首相官邸【拡大】
発効には参加12カ国が協定に署名し、議会の批准など国内手続きを終える必要がある。米国は来年2月にも署名できる見通しだが、来年11月の大統領選に向けた予備選の開始や審議に必要な米国経済への影響分析などを踏まえると、本格的な議会審議は5月以降との見方が広がっている。
日本も与党内では来夏の参院選の影響を避けるため、関連法案の審議を来秋の臨時国会に先送りする案も出ている。日米ともに議会審議は紛糾が予想され、当初、約2年とされた発効までの期間は「3年程度になるかもしれない」(政府関係者)との指摘もある。
国会でのTPP批准手続きのメドも立たない段階での予算審議は、「参院選対策のための場当たり予算」などと、野党の批判を浴びて、難航する懸念もある。(西村利也)