ただ、熊本県は政令指定都市の熊本市(約74万人)、鹿児島県は鹿児島市(約60万人)と圧倒的に存在感のある都市が県庁所在地だ。津市の人口は約29万人に過ぎない。情報の発信力では熊本市、鹿児島市にはとてもかなわない。両市の全国的な知名度も高い。
一方で三重県には人口10万~30万人の中規模都市が点在する。津、四日市、鈴鹿、松阪、桑名、伊勢が当てはまり、伊賀、名張もこれらに続く。各市の個性がぶつかり合い、まとまりがない印象をぬぐえない。逆に1都市に機能が一極集中するという現象は起こりにくいわけだ。果たして、“オール三重で一丸となって”を旗印にする「伊勢志摩サミット三重県民会議」はどう機能するだろうか。
経済効果どうなる?
とはいえ、世間の注目はどうしても伊勢志摩に向いてしまう。観光面では、3月にアマンリゾーツの日本展開2軒目となる「Amanemu(アマネム)」が志摩市にオープンするなど動きが活発化している。そして25年の式年遷宮以来、伊勢神宮のにぎわいは相変わらずである。