26、27日の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で先進7カ国(G7)や欧州連合(EU)が、鉄鋼の過剰生産とダンピング(不当廉売)に懸念を示し、具体的な対応を求める最終調整に入ったことが23日、分かった。名指しこそ避けるとみられるが中国のダンピングが念頭にあり、自由貿易の推進に関連し、採択される文書に盛り込む公算が大きい。
中国は世界の粗鋼生産の半分を占めるが、生産の余剰解消が進まず、ダンピングで輸出を進めていると批判されている。G7とEUは各国の鉄鋼産業の雇用悪化にもつながったとみて、対中圧力の強化で足並みをそろえた。
欧米のサミット関係筋は「供給過剰の問題、特に鉄鋼部門の問題が討議される」とし、文書に反映されるとの見方を示した。