
日銀が追加の金融緩和を決めたことを受けディーリングルーム内には緊張が走り、取引が相次いだ=29日午後、東京都千代田区の三菱UFJ信託銀行(寺河内美奈撮影)【拡大】
日銀決定会合での追加金融緩和を受けて、29日の東京市場の円相場と東京株はともに大きく乱高下した。対ドル円相場は102円台後半から105円台半ばで、日経平均株価は前日比で200円高から300円安の間で500円値動きした。
今回の追加金融緩和の新しい施策は、上場投資信託(ETF)を3兆3000億円から年間6兆円ベースへとほぼ倍増させるものの、マイナス金利や1年間に市場に流す80兆円などは現状維持とあって、市場の受け止め方が評価と失望に大きく分かれたことで、乱高下につながったもよう。
東京株式市場の日経平均株価は決定会合の終了を待ち切れずに上昇。午後の取引開始とともに値上がりに転じた。午前終値は65円安だったが、午後寄り後から大きく上げたが、200円超高となったところで、300円超安へと急落した。午後1時13分現在は、150円安の1万6325円。
東京外国為替市場の円相場は追加金融緩和の終了を受けて、105円半ばまで下落したあと、102円60銭台へと上昇した。午後1時すぎは103円台前半で値動きしている。
29日朝方には105円台前半をつけていたが、徐々に円高に振れ、午前11時すぎには一時103円台へと上昇。その後は104円台とするなど、投機筋の売り買いを中心に、落ち着きのない動きが続いていた。