
プレミアムフライデーの取り組みをPRする企業の役員ら=21日午前、東京都千代田区【拡大】
月末の金曜日の仕事を早く終える「プレミアムフライデー」が今週から始まるのを前に、サラリーマンらに楽しい過ごし方を提案しようと、取り組みに賛同する企業や団体が21日、JR東京駅などでキックオフイベントを開いた。
東京駅近くのホールで開かれたセレモニーで、アサヒビールやローソンなど7社の役員らが、自社の社員に午後3時の退社を促す取り組みを説明したほか、当日発売する限定商品などを紹介。官民一体で普及に取り組む静岡市も参加し、推進協議会の代表者が「地方でも成果を出せるよう支援してほしい」と訴えた。東京駅の地下にある広場ではポスターや映像で取り組みをアピールし、金曜の夕方をゆったり過ごすための服装や、女性のメークを提案するコーナーを設置した。
プレミアムフライデーは、個人の消費を促そうと政府や経済界が推進する取り組み。休暇を取りやすくして週末に旅行へ出掛けてもらい、地方への波及効果や働き方改革につなげる狙いもある。