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部下の気持ちがわからない、飲みに誘っても断られ… 「初めてリーダー」悩み相談室【第2回】
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年功序列という考え方が古いものとなり、年齢に関係なく責任ある仕事ができる企業が増えつつある。それはそれで喜ばしい一方、雇用形態の多様化や外国人採用の活性化、年次を問わない組織編成により、若くしてリーダーを任されることの難しさに直面している人も多いだろう。そんな30歳前後の「初めて課長」の悩みを、人材マネジメントのプロがすっきり解決!
部下を4人抱える係長になって3カ月たちました。表面的に明確な問題は起きてはいないのですが、いまだに部下たちが何を考えているのかよくわかりません。面談で得意なことを聞いても言ってくれないし、どうも心を開いてもらえてないような気がします。悩みを抱えている素振りも見せるので、飲みに誘ったところ断られてしまい…。これでは上司として失格なのではと悩みますし、今後、信頼し合えるような人間関係を築いていけるか不安です。部下の気持ちを知るための、いい方法はありますか? (Web企画)
いきなりホンネをしゃべらないのは当然でしょう。ホンネを話すのは、信頼している人に対してですから、あなたがまずは部下から信頼されるようになることです。「信頼されるための法則」があります。(1)相手を尊重する(2)人のせいにしない(3)誠実である(嘘をつかない、約束を守る、自慢しないなど)。この3つをきちんと行うこと。当たり前のことばかりですが、こうしたことをきちんとできる人は、誰からも信頼されるのです。
さらにもう一つ、部下の本音を引き出すために実践してほしいこと。それは、「一日一回、週一回」です。「一日一回」は必ず、部下全員と話をしましょう。忙しければ電話でもいい。帰り際にひと言、「今日一日どうだった?」と声をかけるだけでも、信頼関係は蓄積されるものです。そして「週一回」は必ず、カフェなどで一人ずつ面談を行うことです。説教が伴うような堅苦しいものではなく、「何か聞きたいことはある?」とひと言聞いてあげましょう。部下が興味のあることを聞き、悩みがあれば解決してあげるのもリーダーの役割ですから、彼らの声に耳を傾ける場所をつくってあげるのです。リーダーにとっては、聞くことがコミュニケーション。そして、話してくれたことに対して、「そんなふうに悩んでいたのか」「大変だったね」と声をかけてあげましょう。これを繰り返していくうちに、部下たちはホンネを話してくれるようになりますよ。
どうもあなたは小手先のテクニックしか考えていないように思いますね。聞きたいのは、「あなたは心の底から部下を愛していますか?」ということです。部下に対して「幸せにしてあげたい」という気持ちで接していれば、彼らは必ずその気持ちにこたえてくれるはず。よって、まずあなたがすべきことは、部下たちが「あなたのために働こう」と思えるような環境をつくること。そのために、あなた自身が部下たちのことを本気で考え、その成長を切に願い、いいチームを作ろうとする姿勢を見せなくてはいけないでしょう。この意識こそが、相手が取引先だろうが社内の仲間だろうが、商談の規模が大きかろうが小さかろうが関係なく、どんなシーンでも必ず必要となるリーダーシップなのです。若いうちからこの部分を磨けるのはとてもいいことですし、その意識でコミュニケーションが取れる人は、ビジネススキルが高い人だと評価されますよ。
(リクナビNEXT/2010年07月07日)