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【フリースタイル】津田22位 亡き父との「最初で最後の舞台」

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【フリースタイル】津田22位 亡き父との「最初で最後の舞台」

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2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google  2月18日行われた新種目のフリースタイルスキー男子ハーフパイプ(HP)は、予選の上位12選手による決勝をデービッド・ワイズ(米国)が制した。津田健太朗(尾瀬ク)は予選で技の高さが足りずに53.00点にとどまり、上位12人に入れずに落選して22位に終わった。

 最初で最後と決めた五輪だった。30歳の津田は「自分の目指していた滑りを、残念ながら出すことができなかった」と悔しさを隠さなかった。

 朝から降り続けた雨が競技開始前に雪に変わり、ハーフパイプに積もった新雪が板にまとわりついてスピードが鈍った。1回目は最後まで滑りきったものの、高い跳躍ができなかった。2回目は3回転を繰り出した後の着地でバランスを崩して転んだ。雪の影響はあっても、上位選手は最後まで高さを保って華麗な演技をした。決勝進出者との力の差は歴然だった。

 後ろ向きに滑って踏み切る得意の空中技はアピールした。かつて取り組んだビッグエア、スロープスタイル仕込みの独特の回転技を終盤に連続で試みて「やってみたいと思う人が増えてくれれば」と話した。

 昨年(2013年)12月に父、勤さんをスキー場での事故で亡くした後も、五輪を目指して滑り続けた。今大会で競技の第一線を退く意向で、区切りの演技を終えるとさまざまなことが起きたこの2カ月間を振り返り「正直なところ、父の死を受け入れられないところもある」と涙を浮かべた。

 今後は後進の育成や競技の普及に携わるつもりで「この経験を少しでも次の世代に伝えていけたら」と新たな道に目を向けた。(共同/SANKEI EXPRESS (動画))

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